今日、ウォータマンの万年筆を買った。今年2本目である。この20年、万年筆を買う機会もなく、それほどものを書くこともなかったこともありボールペンで十分だった。
3月に東京を離れるとき、3年間の自分への褒美としてスイス製のカレンダッシュの万年筆を買った。今思えば、無意識に文章を書く機会が増えることを感じていたのかもしれない。実際に万年筆で書くと、インクの濃淡もありなかなか味わい深い。紙面に対しての筆圧の感覚が楽しいのである。カレンダッシュのこの万年筆は小ぶりなシルバーメタリックで、手に持った重さが快く更にペンの重心の位置も良いので、これを用いてを文章を書くことも増えた。
フランス製のウオータマンも手に持った重さが心地よかった。これもフルに活用して様々な文章を書き連ねていこうと思う。さらさらと紙の上を走るペンの音は、思索した思いを一気に書き記す上で心地よいリズムとテンポを与えてくれる。
この感じは、いい拡大鏡や補助具に出会った時の感動にも似ているように思うのである。