訓練会によせて (2011/12/09)
カテゴリー: 総合
投稿者: SuperVisor
明日、訓練会がある。事前の訓練内容について知らせてもらった。その中に音の使い方についての訓練希望が寄せられていた。
視覚障害の人たちに感覚訓練をしていた時期がある。一般的に「目が悪い」と感覚が鋭いと思われがちであるが、我々と大差はない。むしろ、中途障害の人たちは意識的に訓練をした方がよい。
音に関心を持ってもらうには、「遊び」感覚で行うことが望ましい。2~3分の時間、様々な環境の中で「聞こえた音」をすべてリストアップする。コツは一人ではなく2人以上ですると効果的である。音を一生懸命聴いているつもりでも、「自分も他人も聞こえていた音」、「自分は聞こえていたが他人には聞こえなかった音」、「他人に聞こえていたが自分には聞こえなかった音」、「自分も他人も聞こえなかった音(話題提供者のみ聞こえていた音)」に区分できる。みんなで、話し合うことで「音」を意識化することができるようになる。
そして、聴くことに慣れてきたら、リストの中の音を分類してみる。自然の音には「N」、人工の音(機械の音)に「M」、人のたてた音には「H」、自分の出した音「X」として。更に2~3分の間ずっと途切れることのなかった音に「C」、繰り返し反復された音「R」、たった一度しか聞こえなかった音「U」と分類してみる。
なぜ分類することが必要なのか。分類するというのは、比較、類推というフレームワークをつくることで、この類型化によって、例えば安全な音、危険な音というような分け方も出来るようになる。そして、分類が上手くいくようになると、聴覚の使い方のコツがわかるようになる。
視覚において図と地の関係(コントラスト:肌理)があるように、音にも図と地の関係がある。つまり、図と地が読めるようになると、必要な音を抽出することも容易になる。
もう一歩進めて考えてみよう。聴くことに慣れるにつれ、大きな音から小さな音、小さな音から大きな音に並べかえ、音が聞こえてきた方向や距離によって音の位置を配置しなおしてみる。これは、楽しいけれど、結構聴くことにエネルギーを使うこととなる。しかも、あまりに沢山の音があると混乱してしまう。
従って、音取りは、静かな環境から始め、にぎやかな環境へと移行していくことがコツ。まずは明日、多くを語らずここを正しく伝えるようにしようと思っている。
視覚障害の人たちに感覚訓練をしていた時期がある。一般的に「目が悪い」と感覚が鋭いと思われがちであるが、我々と大差はない。むしろ、中途障害の人たちは意識的に訓練をした方がよい。
音に関心を持ってもらうには、「遊び」感覚で行うことが望ましい。2~3分の時間、様々な環境の中で「聞こえた音」をすべてリストアップする。コツは一人ではなく2人以上ですると効果的である。音を一生懸命聴いているつもりでも、「自分も他人も聞こえていた音」、「自分は聞こえていたが他人には聞こえなかった音」、「他人に聞こえていたが自分には聞こえなかった音」、「自分も他人も聞こえなかった音(話題提供者のみ聞こえていた音)」に区分できる。みんなで、話し合うことで「音」を意識化することができるようになる。
そして、聴くことに慣れてきたら、リストの中の音を分類してみる。自然の音には「N」、人工の音(機械の音)に「M」、人のたてた音には「H」、自分の出した音「X」として。更に2~3分の間ずっと途切れることのなかった音に「C」、繰り返し反復された音「R」、たった一度しか聞こえなかった音「U」と分類してみる。
なぜ分類することが必要なのか。分類するというのは、比較、類推というフレームワークをつくることで、この類型化によって、例えば安全な音、危険な音というような分け方も出来るようになる。そして、分類が上手くいくようになると、聴覚の使い方のコツがわかるようになる。
視覚において図と地の関係(コントラスト:肌理)があるように、音にも図と地の関係がある。つまり、図と地が読めるようになると、必要な音を抽出することも容易になる。
もう一歩進めて考えてみよう。聴くことに慣れるにつれ、大きな音から小さな音、小さな音から大きな音に並べかえ、音が聞こえてきた方向や距離によって音の位置を配置しなおしてみる。これは、楽しいけれど、結構聴くことにエネルギーを使うこととなる。しかも、あまりに沢山の音があると混乱してしまう。
従って、音取りは、静かな環境から始め、にぎやかな環境へと移行していくことがコツ。まずは明日、多くを語らずここを正しく伝えるようにしようと思っている。