今日から夏期休暇。数日間はゆったりとした気分で過ごせそうだ。京都に帰り着くころは、五山の送り火も、嵐山の灯篭流しも終わっていることだろう。子どものころから、夏の風物詩であるこれらの行事を済ませると、宿題に追われる日々となる。そうは言っても、ほとんど、何もせず時間だけが経っていくのだが。
長じた今でも、切羽詰まらないと動かないのは、子供時代の怠惰さが尾を引いているのかもしれない。
しかし、最近は毎日毎日が、慌ただしく過ぎ去っていく感じ。これではいけないのだと思いつつも、動中の工夫ができていないのである。腹式呼吸をし静の中で、心を落ち着けることもあるが、いざ、日常生活の中では気が散漫になっている。動の中でこそ、しっかりとものごとを注視することが大切なのだろうが、無意識的にパターン化してみるのか、細かな点が危ういのである。