今日、上野公園に。上野公園では地方の、新潟は、長岡市周辺の市町村の物産展があり、菜種油と酒2本を購入した。
その後、「冷泉家 王朝の和歌守展」を見た。800年前の私家本も個性的で、字は人をよく現しているなどと思った。巻物等に筆で真直ぐ字を書くための罫プレートもあった。天地に糸を張ったもので、これは、今でも凧糸を用いて作れば結構優れものになるなあ等と考えた次第。何時の時代にも、字を上手く書くための工夫があることを感じ、その原点は変わらないものであることにただ感心するばかりであった。別の展覧会は、いままで空海の「理趣教」にかかるイメージが創れきれなかったのが、ふっと「あっ、このことなんだ」と少しイメージ化に成功した感じ。やはり、実物の持つ存在感は大きいと思った。