実家から電話がかかってきた。8月13日(金)の法事のこと。亡くなった祖母は、生まれてから大学生4年生まで可愛がってもらった記憶がある。夏になると思い出すこと。西瓜が好きで、丸々一つ食べてみたくなった。その話を聞いたのだろう。差し入れしてくれた。小学校学校4年せいだった僕には丸々一つ食べるのは大仕事だった。いまでも、夏になるとその思い出がふとよみがえる。もう一つ。土用の丑の日にウナギを食べる習慣はないが、夏になると二年坂にある甘味処で、しるこシェイクを食べ、祇園にあるウナギ店に連れて行ってくれた。しるこの甘さとウナギの香ばしさが、記憶の中に残っている。
祖父については、父が中学入学の年に亡くなっているので話では知っているが、明確なイメージはない。イメージをいだくには、やはり実体験することの持つ意味は大きい。
今回、祖父と祖母の法事をするとのことだった。祖父の人柄も含めて、イメージ化する上での情報が得られるかが、少し楽しみである。