昨日、駅の表示サイン(ピクトグラム)や照明等を設計する人たちや研究者に出会った。かってスエーデンのイエテボリの学会で「運命的な?」出会いをし、6年くらい前の熊本の学会で再会、久しぶりに出会うこととなった。曰く、「数日前からロービジョン児・者の見え方について上司と話していたんですよ・・・」 確かに今まで出会う度に、なにかしら関わってきたのも事実で、おもしろいと思った。
 改めて、東京駅の表示がすっきりしてきたのも、ちゃんとした計画に基づいていることや、しかし、視覚障害者の見え方を本当には理解できていないことも改めて感じた。朝のラッシュ時に、単眼鏡を出して確認出来るスポットが考えられていない。拡大鏡なんかだせない。人の導線上の動きをコントロールするような工夫もあり得ると思うのだけど、納得のいく説明じゃなかった。
 内部照明も、蛍光管からLEDに変化し、そのための色彩の使い方も色々工夫されている。系統的な誘導のためのデザインも考えられているのだが、既存の路線や駅の改修は思いの外難しいと思う。
 いままで、関わってきた駅なんかは、新しく創るものだったので、色々と意見も言えたけれど、既存のものを活かしながらと言う制約の中で何かをするのは、細心の注意が必要なんだと設計者たちの話から感じた。
 しばらくぶりに、交通機関も含めたデザインについても考えていこうと思った。