夜中に目が覚める。ラジオのスイッチを入れるか、読みかけの本を読むか、汗を一杯かいたために水分を補給するか・・・、大体パターンが決まっている。ラジオや本にはまると、結局明け方まで起きていて、仕事中に猛烈に眠くなる。
 昨日は、一瞬ドキドキした。目が覚め、水分補給をし部屋の電気を消したその一瞬。何気なく左目を隠し、その後右目を隠して天井の蛍光灯のある位置を見た。いつもどおり少しの残像が残る。左右差なんか感じないはずだった。ところが、左が右より暗い。何だと思った瞬間ばっちり目が覚めた。メガネをかけて見ても同じなのに、はずして見ると違う。むむつ、何か起こっているかも知れない。まあ、いいか。見づらくなったときはその時だと思い、すやすやと眠りに落ちてしまった。