朝夕とカッコウの囀りが心地よい日々となりました。一方で、樹木夜半にムクドリの鳴き声がとても騒がしく感じられます。昨年より到来が少し早い気がします。
 センターの周辺は、樹木が生い茂っています。古きよき時代の武蔵野の雰囲気があるのですが、ムクドリを寄せ付けないようにするには、木の枝をほとんど落とさないと効果がありません。そこで、昨年、「ムクドリ撃退テープ」なるものを長岡市から取り寄せたのですが、結果的に伐採で解決した経緯があります。今年の対応について、利用者さんからの苦情が出てきた際に対応しなければならないのですが・・・。
 さて、私たちの心地よさの原点は、「快・不快」の感覚が原点になっているように思います。快的な状況は、美・善・好という感覚を、不快な状況は、醜・悪・嫌という感覚に表現できると思います。これらは、その社会や文化に影響されるわけです。かっての日本は、陰影のある風景を楽しむ要素がありました。星明かりや、雪明かりを楽しむと言った感覚です。現代と言えば、夜間でも煌々と照らし出された街明かりやライトアップされた建物等を楽しむ風情があります。
 私たちの日常生活において、本当に大切に「見る」ものを、「聴く」ものを改めて考えたいと思います。