僻地のロービジョンケアに思いを巡らしている。僻地と言うと離島や交通機関の不便な場所をイメージするかもしれない。しかし、現実に同じ圏域であっても、かなり異なる。しかも、意外と大都市圏であっても、ロービジョンケアを受けるには不便な環境条件もある。なぜ、そんなことを考えるのか。実は、離島でのロービジョンケアに携わって2年目になる。一年に一回、その一日だけに何人かの方が集まってこられる。情報としてその方たちに伝わったこともさることながら、いったいどれくらいの人たちが知らずにいるのだろう・・・。これは、先に述べたように僻地のみならず、ロービジョンケアの進んだ地域でも多かれ少なかれあること。
そして、また思うのだ。どんなメソッドを創造すれば、どの地域でも対応可能なのか。経済的に厳しい地域では、限られた条件の中で最大限の可能性を引き出さないと難しい。逆に経済的に豊かな地域であれば、様々な条件が選択可能なため分散してしまっても、それなりに解決したという錯覚に陥るかもしれない。
明後日の僻地訪問を前に、改めて、今年の自分なりのテーマを考えている。